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ニジマスの燻製をつくる-1年生フレッシュマンセミナー実習

令和2年度1年生の実習が、10月31日から11月2日の日程で東京海洋大学品川キャンパスにて行われました。
例年は7月に山梨県にある海洋大実習場の大泉ステーションで泊まり込み実習の形で行われるのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で内容を工夫し、念入りな感染防止のもと、対面授業形式で行いました。

マスクやフェイスシールドを着用してニジマスの下拵えをしています。

1年生実習のメインは何といっても、ニジマスの燻製です。
ニジマスは海洋大の大泉実習場で育った、自給自足の燻製です。ニジマスをさばき、塩漬けし、燻製にかけるまですべてを1年生が行います。

ニジマスをたっぷりの塩で漬け込みます。

塩抜きした後に、燻製にかけるためにつるします。これを燻製にかけていきます。

温度センサーを入れてしっかりと温度管理をしたうえで、燻製にかけていきます。

しっかりと燻製がかかり、黄金色に仕上がりました。

例年ですと官能試験を全員で行うのですが、今年は感染防止のため製品を持ち帰り各自で行います。

実習は燻製が塩漬けなどを含めて2日間かかりますので、その間に解剖や魚のさばき方などもあわせて学びます。

ニジマスを解剖中です。

今回は学生さんを2つのグループにわけ、1グループ2日間かけて実習を行いました。
朝から夕方まで大変だったかもしれませんが、食品製造の基礎を学ぶことが出来たのではないかと思います。

なかなかニジマスをさばいて燻製にかけるまでを学ぶこともないでしょうし、そもそも多くの学生さんが魚自体さばいたことがないようでした(笑)。
1年生は、これから4年間で様々な初めてを通じ、食品科学を学んでいくことになります。

東京海洋大学の食品生産科学科では2年生や3年生で実習が用意されていますので、順次このHPで御紹介していきます。